小川町史の編さんと普及啓発活動

更新日:2025年01月31日

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左下:紅白に塗装された神輿の上に太鼓やなどを演奏している人が乗っている写真中央:山々に囲まれた小川町の風景写真右上:小川町の歴史が綴られた書物の写真

「小川町史刊行計画」が完了しました。

平成4年以来、13年間にわたる小川町史編さん事業の成果として、「資料編」7冊、「通史編」2冊、「自然編」3冊、「民俗編」、「絵図で見る小川町」など15冊を刊行しました。そして合併50周年を記念して、これらの成果をもとにやさしく、わかりやすく1冊にまとめた「小川町の歴史普及版 小川町のあゆみ」を刊行し、事業が完了しました。

町民の皆さんをはじめ、関係機関の皆さんの温かいご協力とご支援に、心から感謝いたします。

以下に、町史編さんの概要をご紹介いたします。

趣旨と目的

小川町史は、既に昭和36年に刊行されている。当時の編さんとしては見るべきものがあったが、その後、世情も大きく変わり、また、県をはじめとする自治体史編さんの進展に伴い、多くの新出資料が発見された。

そこで当町でも、小川町第2次総合振興計画に示された、「豊かな清流にいだかれ、若者の夢が育つ国際的な工芸・文化・教育のまちづくり」の趣旨に応えるための文化事業の一環として、新しく町史編さん事業をおこすこととした。

自治体史編さんの目的は、単に自治体の沿革を記述することに留まらず、自治体に関係する各種の資料を、自治体の重要な文化遺産として後世に伝える点にある。

このためには、過去の各種資料のみではなく、現在もつくられている各種の資料を、歴史資料として整理・保存し、これを後世に伝える必要がある。

従って、町史の編さんは一過性のものではなく、長く町の行政の一環として維持すべきものである。このような趣旨と目的を踏まえて、新町史の刊行事業を実施する。

編さんの基本方針

色が変色した用紙に綴られている編さんの基本方針の写真
  1. 新しい町史は、資料編と通史編の2本立てとする。
  2. 取り扱う時期は、原始時代から昭和末年までとし、これを原始、古代、中世、近世、近代、現代の6期に大別する。
  3. 上記の歴史部門とは別に、民俗、自然の2部門を置き、小川町が総合的に理解されるように配慮する。
  4. 通史編は、学術的評価に耐えると同時に、思想的な偏りのない内容を目指し、併せて平易な記述によって町民に親しまれるものとする。
  5. 資料編は、原文を忠実に伝えるとともに、必要に応じて解説を付けることとする。なお、資料のすべてを刊行することは不可能であるので、別に資料目録を作成して、利用者の検索に資することとする。
  6. 民俗、自然の2部門は歴史部門と重複しないように配慮し、資料と記述が渾然一体として把握されるものとする。
  7. 収集資料は町史編さん室に保管し、刊行事業終了後も町の文化遺産として保存し、併せて町民の活用に資することとする。

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