(1)「能登半島地震と避難者が行うべきこと」
小川赤十字病院 吉田 裕 医師
(2)「現在、大関町の住民が避難されることが予想される避難場所の図書館について」
大関町 民生委員・児童委員 河原 清市 氏
(3)「被災地の状況」
防災地域支援課 永島 史博 主任
33名
令和6年3月17日(日曜日)、大関町会館(大字大塚94番地1)において開催された「大関町防災セミナー」に講師として参加させていただきました。
防災セミナーでは、震災発生直後に石川県珠洲市に派遣された小川赤十字病院の吉田 裕医師、大関町民生委員・児童委員の河原 清市 氏、2月に石川県七尾市に被災地応援として派遣された町職員から、被災地での活動内容や被害状況、最寄りの避難所である図書館について等の説明がなされました。
吉田医師の話では、震災直後の活動について、大雪が降る中での孤立した世帯の確認や官公庁が指定した避難所以外の避難場所の環境把握など、過酷な現場の状況や被災者の厳しい現実についてお話を伺いました。
河原氏の話では、大関町の住民が避難することが予想される町立図書館の災害用物資の備蓄についての説明や、大関町として災害に備えてどのような対応ができるのかなどの説明がありました。
また、町職員からは、令和6年能登半島地震の概要から始まり、震災発生1ヶ月が経過した避難所の様子や七尾市内の被害状況などの説明をさせていただき、被災地では震災発生から1ヶ月が経過しても復旧作業が進まず、落ち着かない様子であったことなどをお伝えしました。
参加された方々は、実際に被災地に派遣された職員の説明から過酷な被災地の現状を知り、能登半島地震の悲惨さを報道で見る以上に理解し、より現実的に自分事として捉えている様子が伺えました。官公庁からの支援(公助)の力は震災直後は弱く、自分で自分を助ける(自助)ことや、地域住民で支え合っていくこと(共助)の大切さを再確認し、非常に有意義な時間となりました。
多くの方が参加されました
吉田医師、貴重なお話ありがとうございました!
避難生活について説明する町職員