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施政方針(令和4年6月議会定例会)

[2022年6月22日]

ID:5226

令和4年度施政方針

令和4年6月小川町議会定例会(6月21日)において、町長が表明したまちづくりの方向性についてお知らせします。

 去る6月13日付をもちまして、第8代小川町長に就任いたしました島田康弘でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 本日、ここに令和4年第2回議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては、ご健勝にてご参会を賜り、当面する町行政の重要課題につきましてご審議いただきますことに、心から感謝申し上げます。
 さて、私は、去る5月22日執行の町長選挙におきまして、多くの皆さんの力強いご支援とご支持を賜り、町政運営の重責を担当させていただくことになりました。
 今、こうして、この壇上に立ちますと、その責務の重大さに身の引き締まる思いでございます。初心を忘れることなく、着実な町政運営に努めてまいる所存でございます。
 全国的に進んでいる人口減少、超高齢化社会は深刻さを増しており、我々のふるさと小川町におきましても、地域の活力低下につながる諸課題も多く、取り巻く環境は一層厳しい状況でございます。町の持続的な発展のためには、町民の皆さんのニーズを的確に捉えて課題に対応し、未来を見据えて行政運営を行う必要がございます。
 私の座右の銘は、江戸時代後期、米沢藩9代目藩主・上杉鷹山公が教訓として詠んだ「為せば成る」という言葉でございます。何かを成し遂げるには、まず行動し、諦めない強い意志を持ち続ける大切さ、これを説いたものでございます。
 私は、この言葉を信条として、皆さんからの期待と信頼にしっかり応え、活力ある未来を創造するため、「小川町復活」のため、邁進してまいりたいと考えております。議員の皆さんには、格別のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。町民の皆さん、議員の皆さん、行政が一丸となれば、創意と工夫が結集され、必ず道は拓かれると信じております。
 それでは、私が提案するまちづくりの4つの基本方針、そして関連する12項目の方向性について、お示しさせていただきます。これらのもと、行政の継続性を踏まえながら、今後の4年間取り組んでまいります。

 まず、第一点目は、「産業・観光」であります。
 産業・観光は地域の活力の源になるものでございます。町に人を呼び込み、収入をもたらすことは町の活性化に最も必要なことと考えております。
 そのため、「道の駅おがわまち」のリニューアルをしっかりと進めてまいります。特に、今回のコロナ禍は、地方に人の流れを生むチャンスともなっておりますので、道の駅おがわまちを拠点として、「むすびめ」や「ネスト」などと相互連携を深め、各所で人が楽しみ、人が訪れるよう、魅力ある地域づくりを進めてまいります。
 一方、若い世代をはじめさまざまな世代の方が町に魅力を感じ、移住や定住し、希望や夢を叶えていくには、安定して働くことのできる魅力的な雇用の場が必要です。
 インターチェンジや鉄道路線など交通利便性や災害に強い地盤など、小川町の強みを生かし、魅力ある雇用の場を創出できるよう、トップセールスを行いながら企業誘致や企業連携を進めてまいります。また、国・県・企業と連携して、中小企業を支える人材の確保、育成にも取り組んでまいります。
 農林業につきましては、遊休農地や山林里山の活用を図るため、地域ブランドであるおがわん野菜や有機野菜等の販路拡大に努めるとともに、新規就農者や後継者育成の支援を進めてまいります。

 次に、第2点目は「教育・子育て」についてです。
 若い世代が子どもを産み、育てる希望を叶えるためには、子育てがしやすく、住み続けたくなるまちづくりが必要と考えております。
 子育てに関する経済的負担の軽減など、安心して子どもを産み、育てることができる支援体制の整備に取り組んでまいります。そうしたことは、小川町の将来を担う子どもたちの健やかな育ち、活躍できる環境づくりにつながるものと考えております。
 また、学校教育は、子どもたちが成長する過程にある非常に重要な場でございます。地域と連携して学校教育の充実に取り組むとともに、当町の豊かな自然の中で、文化・スポーツなどさまざまな体験ができる機会の充実を図ってまいります。
 小中学校の再編につきましては、先にいただいている答申を受けて、安全・安心な学校環境をつくるための計画策定に取り組んでまいります。

 次に、第3点目「福祉・地域」についてです。
 高齢者の方々が、住み慣れた地域で安心して暮らすには、医療や介護の充実、居場所づくりが必要となっており、そうしたことにしっかり取り組んでまいります。
 しかしその一方で、小川町には、高齢でありながらも、まだまだアクティブな方々が多くいらっしゃいます。実際に、そういった方々が積極的に健康づくりや子どもたちと交流する活動に参加していただいており、地域の貴重な活力源になっていただいております。
 少子高齢化が今後も進んでいきますが、積極的な地域コミュニティづくりを進めることでアクティブシニアを支援する中で、地域課題の解決も図っていけるよう取り組んでまいります。

 次に、第4点目「環境・文化」についてです。
 小川町には、豊かな自然とその中で育まれてきた数々の歴史、文化、産業が今でも息づいております。 
 昨今の激甚化する自然災害は、そこに暮らす我々にとって非常に大きな脅威となっております。当町は、県内町村において、はじめての「ゼロカーボンシティー宣言」を行った町として、自然との共存共栄を図る取組を推進してまいります。
 また、他市町村にはない歴史、文化、伝統産業を町の誇りとして、未来を担う子どもたちが、ふるさと小川町を誇れる町にしていくことが必要と考えます。

 これらの地域資源を有効に活用し、そして継承していけるよう、先に申し上げたさまざまな施策を関連させながら展開し、「未来の子どもたちがくらしやすい小川町」の実現に向け取り組んでまいります。
 以上町政運営にあたって、私の所信の一端を申し述べましたが、政策達成に時間を要するものや財政的な負担が大きい施策もありますが、現下の状況を踏まえて、一つ一つ着実に対処していきたいと考えております。
 町の活性化には、そこに暮らす町民が元気であることがなにより大切です。「未来の子どもたちが暮らしやすい小川町」は、「すべての町民が安心して暮らせる小川町」でもあります。これを私の最大の使命として「粉骨砕身」取り組んでまいります。
 
結びに、議員各位におかれましては、特段のご支援を賜りますようお願いを申し上げ、町長就任に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。


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埼玉県小川町役場 総務課総務グループ

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