県指定無形民俗文化財「萩日吉神社のやぶさめ」
県指定無形民俗文化財「萩日吉神社のやぶさめ」は、1月にときがわ町西平地内の萩日吉神社において、ときがわ町明覚郷と小川町大河郷がそれぞれ馬を出し流鏑馬を奉納する神事で、現在は3年に一度行われています。
流鏑馬が行われる当日、大河郷は早朝より当番家から出陣し、大河橋の下より日吉山王宮に向かい数十本の矢を放ち、あわせて道中にて氏神などの神様にむけヒキメの神事を行いながら、松郷峠を越え萩日吉神社に向かいます。午前10時ごろに神馬が走る朝まとう、午後3時ごろに馬上より的を射る夕まとうが行われます。
このやぶさめ行事は、木曽義仲の家臣であったとの伝承を持つ小川町の大河郷、ときがわ町の明覚郷の7氏(7苗)を中心に運営され、天福元年(1233)にやぶさめを奉納したのがはじまりであると伝えられています。昭和33年(1958)に県の選択無形民俗文化財に、平成17年(2005)に県指定無形民俗文化財に指定され、現在は3年に一度開催されています。
次回は令和7年度の予定です。
なお、やぶさめの開催地はときがわ町の萩日吉神社となりますので、ときがわ町のホームページ「萩日吉神社のやぶさめ」の記事もあわせてご覧ください。
更新日:2025年01月31日