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施政方針(平成30年6月議会定例会)

[2018年6月26日]

ID:2724

施政方針

平成30年6月小川町議会定例会(6月26日)において、町長が表明したまちづくりの方向性についてお知らせします。

 議長から発言のお許しをいただきましたので、一言ご挨拶を申し上げます。

 本日ここに、平成30年第2回議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては、ご健勝にてご参会を賜り、平成30年度小川町一般会計補正予算案をはじめ、当面する町行政の重要課題につきまして、ご審議いただきますことに、心から感謝申し上げます。

 初めに、6月17日に群馬県南部で震度5弱を観測した地震に続き、翌18日には大阪府北部を震源とする震度6弱の地震が相次いで発生いたしました。被害に遭われた方々には、心からお見舞い申し上げます。被災され、現在も避難生活を余儀なくされている方々におかれましては、不安な毎日を送られていることと思われますが、一日も早い復旧、復興をお祈り申し上げます。

 さて私は、去る5月27日執行の小川町長選挙におきまして、多くの町民の皆さんの力強いご支援とご支持を賜り、2期目の重責を担当させていただくことになりました。私の座右の銘であります「吾以外皆吾師」の言葉のとおり、町民の皆さんとともに歩む町長として、「現場第一主義」そして「まず実行」を政治信条に町政運営を担ってまいります。議員各位におかれましては、「いきいき小川町、魅力ある町づくり」に、今まで同様格段のご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
 こうした信条のもと、魅力ある町づくりに取り組むため、3つの基本方針と12項目の方向性について、改めてポイントを絞ってお示しいたします。

 1点目は、「町の活性化のために」であります。全国的な少子高齢化の進展や人口減少が進む中、「小川町第5次総合振興計画」、「小川町まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、これに基づき魅力ある町づくりを進めてまいりました。町有地を中心とした土地の有効利用を図り、企業誘致を進め、産業の振興と雇用の拡大に努め、今年度からは交通空白地域の解消のため、デマンドタクシーの本格運行を開始いたしました。
 交通インフラ・ネットワーク機能については、更なる拡充・強化を促進し、小川町駅周辺の再開発に向けた取組の具体化と環状1号線の延伸を推進してまいります。
 今後におきましても、住みよい魅力ある町づくりのため、町の特性や資源を生かして人口減少を抑制し、地域を活性化する取組をより一層進めてまいります。昨年、発表がありました本田技研工業株式会社狭山工場の移転をチャンスと捉え、企業誘致をはじめ、町の活性化のために積極的な事業展開を図ってまいります。

 2点目は、「豊かな自然と豊富な歴史・文化を観光資源として活用」であります。皆さんご存知のとおり、町は都心から約60キロメートル圏という立地に恵まれ、美しい山々に囲まれた緑豊かな自然や先人から受け継がれてきた歴史文化、世界に誇る伝統産業が生き続けております。
 これまで、ユネスコ無形文化遺産登録三紙が連携する中で、細川紙を中心として小川和紙を広くアピールしてまいりました。あわせて、旧下里分校を改修して地域資源のPR拠点として整備し、仙元山とその周辺を桜の名所とするための取組を始めてまいりました。
 今年は、小川町七夕まつりが記念すべき第70回を迎えます。この絶好の機会を最大限に活かして、「武蔵の小京都」の見える化とにぎわいの創出に尽くしてまいります。
 更に、開催が迫っているラグビーワールドカップ、オリンピック・パラリンピックを町の魅力発信に効果的に活用してまいります。

 3点目は、「安全・安心のまちづくり」であります。本年4月1日現在の町の人口は3万474人、高齢化率は35.4パーセントでありました。一方、小中学校の新入学児童・生徒数は小学校で168人、中学校では185人でありました。少子高齢化対策と子育て支援の充実は、重要課題であります。
 中でも子育て世帯への支援は喫緊の課題であると位置づけ、ココット小川町子育て総合センターを整備し、妊娠前から子育て期まで切れ目のない支援に取り組みました。
 今後においても、子育て世帯のニーズを捉えた事業や、町の大切な知恵袋である高齢者の皆さんに生きがいを感じていただける事業を展開してまいります。
 また、安全で安心な町の健全な発展のためには、女性の活躍は欠かせないものと考えております。男女共同参画社会の実現のため、「おがわ男女共同参画推進プラン」の趣旨に添い、今後においても女性が活躍する町づくりを推進してまいります。
 防災については、いつ起こるかわからない災害に迅速かつ的確に対応できるよう、町民の生命・財産を守る強い気持ちを込めて、昨年4月に防災地域支援課を立ち上げました。
 今後においても自助、共助、公助を最適に機能させ、誰もが安全で安心を実感できる町に向けて防災と減災に取り組んでまいります。

 以上、私の所信について述べさせていただきました。自主財源が減少する中、社会保障関連経費が増大する厳しい状況ではありますが、これらの施策を実現するため、引続き財政の健全化に努めてまいります。
 私は、町に元気な声があふれ、若者には働く場所があり、高齢者の皆さんには豊かな経験を生かして生きがいをもって生活できる町の実現のため、町民の皆さんの生の声を大切にしてまいります。これからも町民の皆さんに「生まれて良かった、住んで良かった、長生きして良かった」と思っていただけるふるさと小川実現のため、職員一丸となって全力投球する所存であります。

 結びに、議員各位におかれましては、町民の皆さんが幸せを実感できる町づくりへの取組に対して、特段のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、2期目の町長就任に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。

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