受賞おめでとうございます!
「自然・伝統と創造」をテーマに掲げた第19回「武蔵の小京都おがわを描く展」が、埼玉伝統工芸会館特設ギャラリーで開催されました。
山紫水明かつ伝統文化の歴史ある小川町を再認識するとともに、町の内外に広くアピールしようという目的のもと運営するこのイベントは、今回で19回目を迎えました。この間、さまざまな手法により多彩な表情の「豊かな小川町」を描いた作品にたくさん出会うことができました。改めて出展者のみなさんに感謝いたします。
今回も『一般の部』109点、『学生の部』45点が、町内はもとより県外からも寄せられました。
町の文化や自然を題材にした自由で個性豊かな作品の数々を、このインターネットギャラリーで存分にお楽しみください。
小川町は緑豊かな山々に囲まれ、市街地の中央には槻川・兜川が流れており、古くから和紙や酒造、建具、絹などの伝統産業が栄えた町です。そして、歴史を秘めてたたずむ史跡や往時の面影をとどめる街並みなど、その風情からいつしか「武蔵の小京都」と呼ばれるようになりました。
この展覧会は小川町の伝統・文化・自然をテーマとし、美術活動を通じて町の特徴を広く発信することで、地域振興並びに教育・文化の発展に大いに寄与するものであります。小川町の特性や魅力を多くの人に知ってもらうため、また、郷土の良さを再認識する機会になるよう願って始まったこの展覧会が、実行委員長をはじめとする委員の皆さんのご尽力で19回目を迎えたことに、心からお慶び申し上げます。
春には旧下里分校をはじめ町内各所で桜が咲き乱れ、夏の七夕まつりには色鮮やかな竹飾りが連なり、秋の紅く染まる山々、冬の和紙漉き職人の姿など、小川町には四季折々の光景がございます。そういった風景をそれぞれの視点で描かれた個性豊かな作品を楽しみにしております。
これからも『武蔵の小京都おがわを描く展』がさらに回を重ね、輪を広げて親しまれ、小川町の文化イベントとして町の活性化に一層寄与されることを願うものであります。
2017年1月 小川町長 松本 恒夫