受賞おめでとうございます!
「自然・伝統と創造」をテーマに掲げた第18回「武蔵の小京都おがわを描く展」が、埼玉伝統工芸会館特設ギャラリーで開催されました。
山紫水明かつ伝統文化の歴史ある小川町を再認識するとともに、町の内外に広くアピールしようという目的のもと運営するこのイベントは、今回で18回目を迎えました。この間、さまざまな手法により多彩な表情の「豊かな小川町」を描いた作品にたくさん出会うことができました。改めて出展者のみなさんに感謝いたします。
今回も『一般の部』104点、『学生の部』54点が、町内はもとより県外からも寄せられました。
町の文化や自然を題材にした自由で個性豊かな作品の数々を、このインターネットギャラリーで存分にお楽しみください。
小川町は緑豊かな山々に囲まれ、市街地の中央には槻川が流れており、古くから和紙や日本酒、建具、絹などの伝統産業が栄えた町です。そして、歴史を秘めてたたずむ史跡や面影をとどめる街並みなど、その風情からいつしか「武蔵の小京都」と呼ばれるようになりました。
この展覧会は小川町の伝統・文化・自然をテーマとし、美術活動を通じて町の特徴を内外に広くアピールすることで、地域振興並びに教育・文化の発展に大いに寄与するものであります。小川町の特性を多くの人に知ってもらうため、また、郷土の良さを再認識する機会になるよう願って始まったこの展覧会が、実行委員長をはじめとする委員の皆さんのご尽力で18回目を迎えたことに、心からお喜び申し上げます。
桜が咲き誇りどこか懐かしさを覚える春の旧下里分校、美しい竹飾りで彩られる夏の七夕祭り、金や紅に染まる秋の山々、寒い中漉いた和紙を板干しする冬の和紙漉き職人の姿など、小川町には四季折々のさまざまな光景がございます。そういった風景をそれぞれの視点で描かれた個性豊かな作品を楽しみにしております。
これからも『武蔵の小京都おがわを描く展』がさらに回を重ね、輪を広げて親しまれ、小川町の文化イベントとして町の活性化に一層寄与されることを願っております。
2016年2月 小川町長 松本 恒夫