町の低炭素社会の実現に向けた取組などを紹介するエコタウン通信(第2号)です。
今回は、昨年度実施した庁舎エコオフィス化改修事業による平成27年3月及び4月の二酸化炭素排出量及びコスト削減状況と地元企業の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(GPP事業)の活用についてです。平成27年3月及び4月の削減状況は、次のとおりとなりました。
なお、削減比較は、平成25年度(平成25年4月・平成26年3月)の二酸化炭素排出量及びコスト比較になります。
二酸化炭素排出削減量は、平成27年3月が15.6t-CO2、4月が3.6t-CO2となりました。例年であれば、3月下旬には暖房の使用は終了しますが、4月は肌寒く降雪などもあり、暖房を使用したため、ガスの二酸化炭素排出量が増加しております。
年月 | 電力 | 灯油 | ガス※ | 合計 |
---|---|---|---|---|
平成27年3月 | 10.2 | 0.0 | 3.1 | 13.3 |
平成26年3月 | 13.9 | 14.9 | 0.1 | 28.9 |
削減量 | 3.7 | 14.9 | ▲3.0 | 15.6 |
※表中の「ガス」は、平成26年3月はLPガス、平成27年3月は都市ガスとなります。
年月 | 電力 | 灯油 | ガス※ | 合計 |
---|---|---|---|---|
平成27年4月 | 8.5 | 0.0 | 0.8 | 9.3 |
平成25年4月 | 12.7 | 0.0 | 0.2 | 12.9 |
削減量 | 4.2 | 0.0 | ▲0.6 | 3.6 |
平成27年3月及び4月の二酸化炭素排出削減量の合計は、19.2 t-CO2となりましたが、この削減量を具体的にイメージするために、杉の木の本数に換算することができます。
大きく成長した杉の木(樹齢50年、高さが約20~30m)は、年間約14kg-CO2の二酸化炭素を吸収するとされています。
(※環境省/林野庁「地球温暖化対策のための緑の吸収源対策」より)
今回の二酸化炭素排出削減量19.2 t-CO2(=19,200 kg-CO2)は…
19,200 kg-CO2 ÷ 14kg-CO2 = 1,371.4…≒1,370本
「杉の木 約1,370本分」の削減効果になります。
コスト削減は、平成27年3月が485,694円、4月が171,503円となり、合計で657,197円の削減額となりました。
年月 | 電力 | 灯油 | ガス※ | 合計 |
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平成27年3月 | 519,718 | 0 | 163,564 | 683,282 |
平成26年3月 | 620,087 | 534,000 | 14,889 | 1,168,976 |
削減額 | 100,369 | 534,000 | ▲148,675 | 485,694 |
年月 | 電力 | 灯油 | ガス※ | 合計 |
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平成27年4月 | 468,838 | 0 | 43,896 | 512,734 |
平成25年4月 | 665,579 | 0 | 18,658 | 684,237 |
削減額 | 196,741 | 0 | ▲25,238 | 171,503 |
昨年度、庁舎エコオフィス化改修工事で活用した二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(グリーンプラン・パートナーシップ事業・以下「GPP事業」)は、官民を問わず、温室効果ガスの排出の抑制等のための高効率空調及び高効率照明(LED)設備への切り替え及び改修等を補助し、豊かな低炭素地域づくりを推進します。
町内の企業の方でもGPP事業に公募申請をして採択されますと設備導入費及び改修費用の2分の1が補助されます。但し、撤去費用は補助対象外となります。
今年度のGPP事業の公募申請が始まりましたので、詳細につきましては、環境省及び日本環境協会のホームページにてご確認ください。
また、ご質問等がございましたら、小川町役場総務課までご連絡ください。
埼玉県小川町役場 総務課総務グループ
電話: 0493-72-1221(内線210.213.214.215)
ファクス: 0493-74-2920
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