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施政方針(平成26年6月議会定例会)

[2015年3月16日]

ID:780

平成26年度施政方針

平成26年6月小川町議会定例会(6月24日)において、町長が表明したまちづくりの方向性についてお知らせします。

 去る6月13日付をもちまして、第7代小川町町長に就任いたしました松本恒夫でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 本日ここに、平成26年第2回議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては、ご健勝にてご参会を賜り、当面する町行政の重要課題につきましてご審議いただきますことに、心から感謝を申し上げます。
 さて私は、去る5月25日執行の町長選挙において、町民皆さんの力強いご支援とご支持を賜りまして、町政運営の重責を担当させていただくことになりました。その責務の重大さに身の引き締まる思いがしております。
 私の座右の銘は、小説「宮本武蔵」を書いた吉川英治の言葉、「吾以外皆吾師」であります。自分以外は皆先生であるとの意味ですが、人の話をよく聞く、換言すれば町民一人一人の声をよく聞くということであり、生の声を聞いて、それをできる限り町政に反映していきたい、このように考えております。このために議員各位の格別のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願いを申し上げるとともに、職員の力を結集し、明るく、生き生きとした町づくりに邁進したいと考えております。
 こうした信条のもとに、町長選挙におきまして、「いきいき小川町、魅力ある町づくり」をスローガンに掲げました。背景には、当町における人口の減少や少子高齢化、財政面での閉塞感により、町の活力が失われつつあるのではないかとの危機感があります。そこで、私は3つの基本方針と、これに関連する11項目の方向性をお示しいたしました。今後これらを基本にしつつ、行政の継続性を踏まえた上で、以下に今後4年間の取り組みについてポイントを絞り、述べさせていただきます。
 まず、第1点目は「町の活性化のために」であります。平成18年に策定した小川町第4次総合振興計画は、平成27年度に計画期間が終了いたします。このことから、今後平成28年度を初年度とした第5次総合振興計画の策定に着手いたしますので、土地の有効利用と産業の振興を位置づけてまいりたいと考えております。
 また、ホンダ小川工場に続く企業誘致と雇用の拡大を推進します。さらに、小川町駅北側の整備を推進するとともに、埼玉県施行の環状1号線全線開通の早期実現に向けて取り組んでまいります。
 次に、第2点目は、「安心安全のまちづくり」であります。小川町の人口は平成9年1月の3万8,802人をピークに本年3月末は3万2,589人と、約6,200人減少しています。また、高齢化率は本年4月1日現在28.9%と、既に4人に1人以上が高齢者であるとともに、平成24年の合計特殊出生率が0.78で、人口減少と少子高齢化が顕著となっています。このことから少子高齢化対策を急務と考え、少子化に対してはさらなる子育て支援策の充実を考えるとともに、高齢化に対してはマイナス要因だけと捉えず、高齢者の能力や経験を生かしたボランティアの地域貢献活動を促すなど、高齢者の生きがいづくりに取り組んでまいります。
 また、青少年の健全育成について、各地区子供会活動の活性化やスポーツ少年団への積極的参加を促進し、リーダーシップやルールを学ばせるとともに相手を思いやる心を養うなど、社会の一員として必要な知識や態度を習得させたいと思います。
 一方、社会の各分野においては社会の習慣やしきたり、職場を初めとして依然として男女間の不平等感が残っており、男女共同参画社会の実現は喫緊の課題であります。
 このことから、男女共同参画の推進と女性の社会的地位の向上を図るため、各種審議会等への女性の積極的登用及び役場女性職員の管理職への登用を進め、女性の力を生かした町づくりに取り組んでまいりたいと思います。
 次に、3点目は「豊かな自然と歴史・文化を観光資源として活用」であります。小川町は、秩父山系の山懐に抱かれた美しい自然、かつて秩父往還脇街道の要衝として栄えた歴史ある町並み、そして、全国的にも知られ、1,300年の歴史を誇る小川和紙など、観光資源に恵まれています。これらの資源の活用については、町民の皆さんはもとより、町外から訪れた人々がリピーターとして2度、3度と訪れていただけるよう、町の明るさと魅力の発信が重要であると考えます。
 例えば、武蔵の小京都にふさわしい整備を行い、小京都の見える化を図ります。そして、近年にぎわいにやや陰りが見られる七夕まつりについて、和紙をふんだんに使った竹飾りを増やし、かつてのにぎわいを復活させたいと思います。さらに、埼玉県の川のまるごと再生事業に連携し、下里周辺整備を進めてまいります。
 以上、私の3つの基本方針を申し述べさせていただきましたが、私の強みは何といっても県議会議員時代に築いた国、県との縦のつながり、そして比企管内の市や町との横のつながりであります。これらのつながりを最大限に生かすとともに、議員各位及び町職員からの提案型意見を集約し、町民の皆さんが「生まれてよかった、住んでよかった、長生きしてよかった」と思えるふるさと小川を築くため、全力を尽くしてまいります。
 結びに、議員各位におかれましては、特段のご支援を賜りますようお願いを申し上げます。町長就任に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。

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