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小川和紙について

[2024年1月10日]

ID:431

厳しい寒さと清らかな水が生み出す芸術品

小川といえば「和紙」といわれるほど有名な小川の和紙。なかでも楮(こうぞ)だけを使用した「細川紙」の製造技術は、国から「重要無形文化財」の指定を受けています。

1,300年の歴史を経て、守り育てられてきた小川和紙は、素朴で温かみがある独特の風合いを持ち、使う人の心を引き付けます。

本物の良さを取り入れて、日々の生活に彩りを添えてみるのも素敵なことではないでしょうか。
豊かな生活や潤いのある生活は、日常生活にちょっとしたスパイスを加えるだけで、手に入れられるものかも知れません。

和紙というスパイスを探しに小川町をぶらり訪れると、そこには意外な発見や楽しみが待っています。

和紙の歴史

小川町には、長い歴史の中で培われた数々の伝統が、わずかながらも今も確かに息づいています。

緑豊かな山々に囲まれた小川盆地、その山あいを槻川や兜川の清流。都心に比較的近いという地理的条件と、原材料となる資源が豊かだったことが、伝統工芸の歴史を物語ってきたのでしょう。

数ある伝統産業のなかでも、和紙や絹、建具などが特に知られています。
和紙の歴史は古く、1,300年も前から和紙づくりが行われていたとのことです。

当時、武蔵国には高麗の帰化人が多く、彼らによって武蔵の紙は広められ、手漉きの技術をもたらしたのが小川和紙の始まりだとも言われています。

和紙は、厳しい寒さと水が冷たいほど、いいものができるというたいへんな作業です。
朝早くから夜遅くまで、つらい作業の合間に「紙漉き唄」が歌われていたようです。今ではこの唄を耳にすることもなくなりました。

しかし、最近では手づくりの優しさや温かさが見直されるようになり、町では、和紙だけでなく県内の伝統的手工芸品を一同に集めた「埼玉伝統工芸会館」や、じっくりと和紙の研修ができる「小川町和紙体験学習センター」を拠点に、伝統的な産業の振興を図っています。

関連施設のご案内

埼玉伝統工芸会館

小川町和紙体験学習センター

本格的な手漉き和紙製作の講座を開催しています。材料づくりから学べる4日間体験コースや、1日体験コースなどがあります。ただ漉くだけでなく、もっと紙漉きについて学んでみたいという方、ぜひ一度ご連絡ください。

■休館日

・火曜日(この日が祝日の場合はその翌日)

・12月29日~1月3日

電話 0493-72-7262

埼玉県小川和紙工業協同組合

小川和紙に関わる職人の組合です。用途や紙質など、希望に合った紙を紹介してくれます。

電話 0493-72-0079

お問い合わせ

埼玉県小川町役場 にぎわい創出課和紙普及宣伝グループ

電話: 0493-72-1221(内線233)

ファクス: 0493-74-2920

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